最初の目的は「変わりたい」だった
「幹部のための武士道」7期生、ある会社の工場長Sさんとやり取り。
「礼」のプログラム、「今の自分が、共に泣き、共に喜びたいのに、それが出来ない人は誰か?」という問いに対して、Sさんは「専務」と答えた。
ひでさん:どうして?
Sさん:話をしていても無駄だと思う時があります。結論が出なかったり、話の内容が変わったりすることがあります。
ひでさん:そういうことが全くない人なんているのかな?
Sさん:いないと思います。思い込みもあると思いますし、勘違いもあります。
ひでさん:そうですね。専務も人間。専務にも、上司がいる。
上司は、「いつも上司のことを真剣に考えてくれる部下」には驚くほど素直。上司の目的や責任を理解し共有しないとね。(フォローワーシップのポイントより)
Sさん:正直なところ、無理やり専務の短所を探している気がします。
ひでさん:どうしたらいいと思う?
Sさん:フォロワーシップを実践していけばいいと思います。
ひでさん:いいですね。どんな感情であっても、二人の感じていることは同じ。専務も同じようなことを感じていますよ。
近々専務と飲みに行って来なよ。
Sさん:行ければいいんですが、先に拒否反応が出てしまいます。
ひでさん:あなたが専務の立場だったら、Sさんから誘われたらどう思う?
Sさん:喜ぶと思います。専務は私に変化を求めていると思います。今までと違う行動は嬉しいと思います。
ひでさん:で、どうする?
Sさん:私は変わりたいと思ってこのゼミに参加させて頂いたのに、専務を誘うことにもまだ躊躇しています。
ゼミにいること、ひでさんに教えて頂いてることに満足して、最初の目的を忘れかけていました。
小さな事かもしれませんがお盆までには誘いたいと思います。
さて、Sさんは実践に移せるだろうか?
卒業は、11月。彼らとのやり取りは続く。
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本日も、小生の拙文にお目通し頂き、誠にありがとうございます。
ひでさんの履歴
社長の「二男」として誕生 ⇒ 5歳 兄他界で「長男」として生きる ⇒ 25歳
母他界 ⇒ 27歳 父急逝 ⇒ 一週間後に「結婚式」 ⇒ 28歳 「融手」の始末 ⇒ 30歳 V字回復 ⇒ 42歳 多角化 ⇒ 57歳 実業引退・人生コーチ 今のひでさん
「教育」というモチーフを、自分に「正直」に生きることで、一番欲しかった
「一体感」を受け取れる。
それがひでさんの人生。