トップの言葉

管理職のためのリーダーシップ集中講座、第四講義終了後の懇親会。同じ会社から参加しているRさん、Uさん、Nさんという3名の社員さんに囲まれての一幕。

「この研修に参加して、Uさんがすごく変わったんです。『おはようございます』の挨拶の声がすごく大きくなった。前は、こちらが『おはようございます』と声を掛けても知らない顔をしていたくらいなのに」とRさん。

すると、Nさんも大きくうなずく。

第一回、第二回の講義のテーマは「リーダーの人づくり」。

Uさんは、講義後の実践課題の一つに、
「相手の気持ちを明るくできるような挨拶をする」とあげていた。
「なぜならば、人に良い影響を与えることができるから。また、私自身が模範となり、周りの人にも定着することができればよりよい環境になると思ったため」と。

Uさんは実践してくれている。しかも、周りの人たちがその変化に気づき、驚くほどに。

本当に嬉しかった。

恐らく、Uさんの中に「リーダーとしての自覚」が芽生え始めたのだろう。

そして、Rさんが口を開いた。
「トップが『この研修に参加しなさい』と言ってくれた。そのことが期待されているようですごくうれしかった」と。

Uさんだけではない。この時のトップの言葉が、三人の心に「リーダーとしての自覚」を芽生えさせたのだ。

「一言よく人を生かす」

トップの言葉は重い。改めて、トップの言葉の影響力を感じさせて頂いた。