わかってくれていることが
「アナタ、〇〇〇って思ってるでしょ」
「〇〇〇って考えてるでしょ」
妻からの指摘。
ズボシだ。
その瞬間、なぜかカッと頭に血がのぼる。
そして、向きになって否定する。
その態度は、「それ、当たってます」と言っているようなもの。
少し前までの私の反応はこうだった。
しかし、今は違う。
感情が明らかに変わってきた。
そう、心地いいのだ。
わかってくれていることがとても嬉しい。
全てを知られ、全てを見透かされていることに温もりを感じるのだ。
知ってもらえることが、理解してもらえることがこんなに安心できるものだとは。
二人で生きてきた長い年月が、そして、二人に起こった多くの出来事が、
「癪に障る」を「琴線に触れる」に変えてくれた。
これをきっと「仕合わせ」というのだろう。