『変わる』というより『本来の自分を取り戻した』感覚
「ひでさんの武士道経営革新ゼミ(通称・ひで武士・経武士と幹武士を統合した新しいゼミ)」の事前面談でのこと。
一通りの質問と説明が終わった後、何かにすがるような目で私に質問してきた一人の若者がいた。
「こんな私でも本当に変われますか?」と。
今まで明るく受け応えをしていた彼とは全く別人のような表情だった。
私は、ゆっくりとこう答えた。
「もちろん。真面目に真っ直ぐ取り組んでくれたら、今とは全く違う心持ちで生きられると思う。それは、『変わる』というより『本来の自分を取り戻した』感覚。もうあなたは変わる必要はない。今まで嫌というほど変わって来たのだから」。
その言葉を聞いた彼の目は、少し潤んでいるように見えた。
半信半疑ながら、一点の光明を見出してくれたのだろう。
彼の革新は既に面談から始まった。
これから十ヶ月、しっかりと彼に寄り添おう。
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本日も、小生の拙文にお目通し頂き、誠にありがとうございます。
ひでさんの履歴
社長の「二男」として誕生 ⇒ 5歳 兄他界で「長男」として生きる ⇒ 25歳母他界 ⇒ 27歳 父急逝 ⇒ 一週間後に「結婚式」 ⇒ 28歳 「融手」の始末 ⇒ 30歳 V字回復 ⇒ 42歳 多角化 ⇒ 57歳 実業引退・人生コーチ 今のひでさん
「教育」というモチーフを、自分に「正直」に生きることで、一番欲しかった
「一体感」を受け取れる。
それがひでさんの人生。